皆さん、こんにちは!
学習塾 サンライズ代表の中田です。
本日は令和 6年度大阪府公立高校入試・国語 B 問題大問 2⃣ についての論評になります。
上記問題をご覧ください。
国語(現代文)の評論問題の内容は大きく分けて 2種類存在します。それは「抽象的表現」と「具体的表現」
です。では上記の大問 2⃣ 赤線部分 "ここには普遍と個の問題が横たわっている"これはどちらでしょうか?
そうです。「抽象的表現」です。そしてこの抽象的表現への十分な理解が現代文(評論問題)の読解で最も大切になります。
一方でこの抽象表現の理解が不十分だと、設問に対しての正解率が著しく下がります。
くり返しますが、現代文(評論問題)の読解攻略で最も重要なのは抽象的表現への十分な理解です。
国語が苦手な生徒さんに共通しているのは、この「抽象的表現」をよく把握しない、もしくは読み飛ばしてしまう(無視する)ことです。
その一方で「具体的表現」は苦手な生徒さんも理解しようとします。理由は具体例が示されているため読みやすいからです。
しかし評論問題における設問解答で圧倒的に重要なのは、「抽象的表現」の理解です。「具体的表現」はあくまで補足的説明でありメインとはなりません。また具体的表現の設問に正解しても、他の生徒も正答するため差がつきにくいのです。
上記の大問 2⃣ にもどりましょう。
この赤線部分の前に約 19 行の本文があります。
それを集約して簡潔に述べているのがこの "ここには普遍と個の問題が横たわっている" になります。
皆さん、どうでしょうか?
「抽象的表現」の大切さ、重要性を少し解って頂けたでしょうか?
授業ではこの部分の詳細を徹底的に解説いたします。
では皆さん!
今後の現代文(評論文)、抽象的表現に注目しながら学習してみてください。
意識しながら学習すれば、きっと理解できると信じております。
学習塾 サンライズ代表 中田 潤